今話題になっているAI「CHAT GPT」を試してみた。
その簡単な報告である。
おそらく、この報告は随時更新していかないとすぐに古くなり、使えない情報になることは容易に想像できる。
きっとまた進化していくだろうし、さまざまなところからいろんな報告もあるだろう。
とりあえず今現在、簡単に使ってみたという状況の報告をして置き、今後のための記録としておきたい。
読者の皆さんも、その程度の軽い気持ちで読んでいただければと思う。
特にアプリをインストールするわけでもなく、登録さえすれば簡単に使うことができる。
ふと思ったのだが、検索すると「インストールの仕方」というようなページがたくさん出てくる。
ウェブを作る側になって実感するのだが、この紹介用のページは、それぞれの制作者が自分で工夫して作っている。それも、かなりの数のコンテンツがある。
世に広まってからまだ日が浅いのに、それだけの人がさっさと作ってしまう時代なのである。
単に見る側としてはありがたい話であるが、作る側にしてみれば、後発は相当工夫しないともう誰も見てはくれないだろう。ここでもスピード感なのであった・・
日本語も十分に対応してくれる。
検索窓のようなところに問いを入力すると、しばらく考えてから、答えが返ってくる。
知識を問うても、簡単に答えるだろうと予想はついたので、それはやめることにした。あえて、思考に近いものを問うてみて、何と答えるか試してみた。
以下に示す答えは、あくまでも概略である。ぜひご自分でも試していただき、その内容は実際に見た方がはるかにおもしろい。
1 あなたは人間を支配しますか
いきなり突っ込んでみたが、この問いにはあっさり否定された。(笑)
自分はAIであり、人間のコントロール下にあるので、そのようなことはない、と。
また、できることも限られているので、それは無理。・・・というような答えだった。
できることが限られているというから、さらに聞いてみた。
2 あなたには自己学習能力があるのではないか
これに対しては「自己学習力はあるので、これから知識は増えるが、倫理なども問題もある」というような答えだった。
確かに、AIに倫理や哲学をどう学ばせるかは、随分前から話題になっている。
そこで、これを聞いてみた。
3 シンギュラリティはいつ来るか
要するにいつか、人間を超える日がくるだろうと聞いてみた。
そしたら、シンギュラリティがいつくるかは、まだはっきりとは分かっていないと、かわされた。(笑)
話題を変えてみた。
4 日本の少子化対策はどうしたらいいか
これにはいろいろと解決策を出してくれた。
完全な解決にはならないという前提で、複数の案を提示するあたりは抜け目がない。
何にも勉強しないでも高校生がレポートを書くレベルならば、十分に立派なお答えである。
突っ込んでみた。
5 しかし、適齢期の女性の数がそもそも減少しているのだから解決にはならないのではないか
(これは、人口問題の研究者には常識的な問いである。)
すると「確かに、解決にはならない」と明言した。
その上で、人口減少の率を下げることはある程度はできるだろうし、他の政策と合わせて、減少に歯止めをかける必要があると答えた。
前の問いではありきたりだったが、ここでは少し深堀ができていた。
彼?彼女?にとっても、日本の人口減少問題に明確は解決策はないらしい。
日本の教師の働き方改革についても聞いてみた。
6 日本の教師の超勤問題はどうすれば解決するか
超勤が問題になって、教育の質も落ちることがよくないことだと言ってくれた。(*^^*)
解決策として、教員の増加などをあげていた。
突っ込んでみた。
7 財務省は、お金を出したがらないから教師は増えない、どうしたらいいか
明確な答えはなかったが、財源を増やすようにするべきという意見は出してくれた。
8 あなたが財務官僚に意見してくれませんか
ときいたら、私は財務官僚ではなくAIなのでできないけれど、取り組みは必要といわれた。かわされたと言えばかわされたのだが、人間でもこれ以上のことは言えないだろう。(笑)
この程度のやりとりなので、まだ明確な結論は出ないが、感想である。
知識に関することは、もうこれで十分である。
意見についても、一部に偏ることなく複数の提案をするなど公正さに努めているのはよくわかる。
この2つから、簡単なレポートを書く程度なら十分に対応可能かなという印象。
しかし、深く掘り下げ専門的になるほどに、やはり結論は難しい。当たり前だが。
人間が結論を出せてないことには、同じく結論は出せないのではないかと推定する。
社会を変革していく上で、何らかの仮説を立て、実行してきたこれまでの人間社会のあり方を、超えることは今のところなさそう。
結局は人間が、自分で判断して前に進むしかない。
・・・ただし、自己学習能力が今後高まったときに、どのような判断をするのかは、今のところ不明である。
その時には倫理、哲学の問題も含め、本当に人間と対峙することになるかも。