八和田 清秀

体育授業のコツ

体育指導49走り幅跳び3

走り幅跳び3  跳んだときに体がふわっと浮くような感覚を体感させる。それは、高いところから飛び降りたりトランポリンを跳んだりするような感覚とは少し違う。  走り幅跳びでは助走がある。垂直に跳ぶわけではない。助走からの跳躍に角度を生み出すため...
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体育指導48走り幅跳び2

走り幅跳び2  走り幅跳びの「原初的なおもしろさ」  走り幅跳びの跳躍に高さを生み出すことの必要性を述べた。これは物理的な法則によって説明ができる。いわゆる弾道の問題である。一定の速度と高さによって、物体は遠くまで飛ぶことができる。  走り...
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体育指導47走り幅跳び1

走り幅跳び1  走り幅跳びの学習は、砂場でする。安全のためには当然である。  しかし、場所が狭い。狭いので活動量がどうしても制限される。 体育研究の実践などを見ると「二種競技」「三種競技」などと称して、走り高跳びやハードル走と同時に行ってい...
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体育指導46走り高跳び9

走り高跳び9  一つの単元をどのくらいの時間やればいいのだろうか。  記録が伸びてくる姿を見ると、ずっと何時間も続けていれば、さらに記録は伸びていくようにも思える。  しかし実際の学習では、ある期間を過ぎると伸び悩むようになる。これは、いわ...
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体育指導45走り高跳び8

走り高跳び8  気を付けること 2 身長との関係  走り高跳びは、身長が高い方が有利な運動である。  これは子どもたちにも話しておく。話しておく方が、それぞれの目標が立てやすい。背の低い子どもが、背の高い子どもと同じ高さを跳んでいるとすれば...
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体育指導44走り高跳び7

走り高跳び7 第3時以降  準備運動と慣れの運動は同じように進める。ただし、第1時のように極端に低い高さにはもうしない。  子どもたちには始めるときに「まずは楽に跳べる高さから始めなさい」と指示をする。  広い意味ではこれも準備運動の一種な...
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体育指導43走り高跳び6

走り高跳び6  新しく注意すること 1 落としたバー  高さに挑戦してくると、バーが落ちるようになる。いちいちもとに戻すのが面倒なのが、この運動の特徴なのだが、これをスムーズに行うために、先に跳んだ子どもが跳び終わった後に待っておく方法を採...
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体育指導42走り高跳び5

走り高跳び5  第2時  場づくりは、第1時と同じ形。  準備運動は跳躍と足首をよく回しておくこと。体育の準備運動は、種目によってその内容が多少変わる。走り高跳びで一番危険なのは、足首の捻挫である。  準備ができたら、早速試しに跳んでみる。...
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体育指導41走り高跳び4

走り高跳び4  助走のまま跳ぶと、当然前に跳ぶことになる。助走のエネルギーが上に上がるための推進力になるように切り替えなくてはいけない。それが膝を体に引き付ける動作である。  跳躍した瞬間に上に体を上げるつもりで、膝を引き付ける。この感覚を...
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体育指導40走り高跳び3

走り高跳び3  50cmの高さから始めたのは理由がある。子どもたちにフォームを教えることが中心の時に、高さも意識させ、しかも跳び越えるようにというのは、条件が多すぎる。  またいでも通過できるほどの高さなら、安心できる。安心して、フォームに...