1 はじめに
漢字指導についてのイメージ転換 以下は、実践が可能です。
学期末の50問テスト 抜き打ちでやっても平均点は90点を超える。 漢字練習帳の宿題は不要。 日頃の10問テストは9割が満点。 漢字は日常的に使いこなせてこそ意味がある。テストがゴールではない。 |
漢字指導は、教師のイメージによって方法も結果も大きく違ってきます。
指導方法によっては、抜き打ちでも50問テストで、ほとんどの子どもが満点を取ることができることを、教師自身が信じられなければ先には進みません。
漢字指導の大原則
指書きの徹底に尽きます。 |
多くの教師がここで間違えています。指書きが丁寧、かつ確実にできていれば一気に成果が現れます。
指書きを徹底するのは、教師の仕事。つまり授業の中で行われるべきなのです。 |
残念ながら、授業の中で行われている「指書き」は、不完全なものがほとんどです。
ですから、子どもたちが「指書き」の大切さも、授業中の練習の大切さも分かっていません。
授業で徹底が可能になれば、宿題はほとんど不要になります。
漢字練習の宿題がなくなれば、子どもも別の学習をする余裕が生まれ、教師の宿題チェックの時間も激減します。
大量の練習が効果があると思うのは誤解です。むしろ弊害が生まれます。 |
さらに言えば、学校全体で指導法が徹底すれば、効果は絶大です。
なぜなら毎年4月にゼロからやり直さなくていいからです。前の学年で的確な指導を受け、それを引き継ぐことができれば、どの子どもも四月から高い定着率を手にすることができるのです。