ノンバーバルコミュニケーション

子どもへの言葉

「ノンバーバル」とは「非言語」という意味である。非言語のコミュニケーションの大切さを子どもたちに話をする。

 ある時友だちとけんかをしました。仲直りをしようと思って、ごめんなさいと言ったら、友だちがこう返してくれました。

「怒ってないよ。」(と怒りながら言う。)(子どもから笑い声)

 この人は怒っていますか、怒っていませんか。(子ども、「怒っている」という。)

 そんなことはありません。だって「怒ってないよ。」(と怒りながら)と言っていますよ。
(子どもたちは言い方が怒っている、という。)

 人と話をしているときに、言葉と表情や態度のどちらを信じますか。
(子どもたちは、圧倒的に表情や態度を選ぶ)

 人間は言葉を使うずっと前から、表情や態度で自分の気持ちを伝えてきました。
 今でも人と人がコミュニケーションをとるときには、態度や表情、それに声などが大切になのです。 
 これを難しく言えばノンバーバルコミュニケーションと言います。

 あ、そういえば〇〇君は今日、宿題を忘れていましたね。
 先生は少しも怒っていませんよ。(と怒った声で言う。)(子ども笑う。)

<補足>

 感覚的に知っていることに意味づけをする話である。

 当たり前すぎて意識していなかったけど、言われたら確かにそうだというようなことを子どもたちにも伝えておくことも、時には役立つだろう。

 この話は、ネットコミュニケーションにつながる。

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