クラスの中に、あの人明るい人だなって思う人がいるでしょう。
そういう人は、いつもいろんな話をしてくれたり、笑わせてくれたりする人だと思います。
クラスの中にそういう人がいると、明るくなっていいですよね。同じグループの中にもいてくれると楽しくなりそうです。
でもね、先生はそれだけでは足りないと思っているのです。
笑わせてくれる人もいるけど、笑ってくれる人もいるんですよ。
どんな話でも楽しそうに聞いてくれる人。
自分から積極的に面白いことを言うわけではないけれども、いつもにこにこしていて、誰とグループを組んでも仲良くなれる人。
なぜか知らないけど、その人がいるグループはいつも楽しい雰囲気になる人。
このクラスにもいるのではありませんか。
笑わせてくれる人がいても、笑ってくれる人がいなければ、楽しくないんですよ。
自分は人を笑わせる方だと思っている人も気づいていると思いますよ。楽しいことを言いやすい時と言いにくい時に、うける時と受けないときがあるなあって。
笑ってくれそうなときって、そういう人がいてくれる時なんですよね。
もう一度聞きますけど、クラスの中にもそんな人がいますよね。
何も考えないでいると、笑わせてくれる人だけが目立っているような感覚になります。その人たちだけがクラスを動かしているような気にもなります。
でも、少し目を広げて周りを見ていると、決して目立ってはないけれども、周りを暖かくしてくれる人がいるのです。
大人になったときに、そういう人の存在ってとても大切だと分かるようになります。
先生には、そんな笑ってくれる人がクラスの中に何人もいることが分かっているし、とてもありがたい存在だなあと思っています。