脱「パーキンソン第一法則」を目指して
教師の働き方改革を推進するための論点を整理する。
仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
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仕事は管理しなければ、膨張し続ける。
出勤・退勤時間さえ守れば後はどれだけ残っていてもいい。
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勤務管理は個人に委ねられ、個人の感覚によって勤務時間が決まる可能性が高くなる。
教師の仕事を突き詰めると終わりがない。
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理想を求めるほどに、勤務時間という箱を膨張させ続ける。
研究授業に見られるデコレーション感覚
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教科書プラスアルファがいい授業?
誰が悪いというわけではなく、長年の文化の積み重ねの結果、組織全体として時間調整をすることが極めて難しい文化・習慣を形成していくことになったのである。
さらにはこの項では書いてないが、保護者との関係の変質や安全への過剰すぎるほどの対応、さらには対クレーム対策としての「そろえる文化」などが絡み合い、状況としてはかなり複雑になっていると言える。