学校教育を論じると言っても、その内容はとても幅広いです。
我が国の初等教育は諸外国に比べて、水準が高いという話を聞きます。反対に、現場に対する批判もさまざまに聞くこともあります。切り取り方によって見え方が異なるのでしょう。
また、小学校教育は社会的にも論じられることがあいまいにも見えます。
深く論じようとすると、その事例は中学校や高校に行ってしまう例を何度も見ました。同じ小学校と言っても1年生と6年生では、全く別の姿を見せることも原因かもしれません。
初等教育はいざ論じようと思っても切り口が難しいのだろうと推察します。
しかし、それではいつまで経っても前に進みません。
現場にいた経験をもとにしながら、そもそも初等教育固有の特徴と課題は何なのかを論じていこうと思っています。
引き続き、コンテンツをアップしていきます。ご期待ください。
1 とらえにくい初等教育
2 長い人生における重要な入力期
情報なくして思考なし
感性への幻想
感性と教育の関係
感性の違いではなく情報格差である
経験と知識の蓄積が次に生きる
3 入力期としての特徴
子どもは教師が好き
子どもは「そういうもの」として受け入れる
「そういうもの」論と授業
生活環境も「そういうもの」として受けれる
脳の構造は変わっていない
小学生に自己評価は有効か ☆
自由とは
子どものコンフォートゾーン
努力と環境
子どもの感覚を「比」で考える
子どもが思う「もしかすると」
4 学校経営から見た初等教育
就学前の平仮名教育
漢字練習は宿題にしてはいけない
漢字練習を宿題にした意外な原因
そろえたがる学校
素朴な小学校の目標
めあては不要
めあては不要2「あいまいさ」と忖度
めあては不要3 固執と混乱
めあては不要4 形式化された授業の量産
「漢字をがんばります」??
「うそも方便」をどう教えるか
5 文化の継承としての初等教育
6 教科書活用
教科書活用1 情報の宝庫
教科書活用2 完成度
教科書活用3 見せない現場の教師
教科書活用4 道に迷う子どもたち
教科書活用5 見せない根拠が粗雑
教科書活用6 手順は教科書通りでいい
教科書活用7 子どものため・教師自身のため