あれもやろう、これもやろうと、志は常に高い。
しかし、それが実行できないことの何と多いことか。(^^ゞ
できない理由はいろいろある。
そのできない理由の中で、自分にとって問題なのが「忘れる」ということだ。
自分のことを、一つのことに集中しいていると他のことが見えなくなるタイプだということは分かっている。
本気で読書をしようと思ったら、家で全く終わりの時間を気にしない環境を作らないといけない。
そして、本気で読書してたら「あれ?今何時?」ということがよくある。
かといって、一日中読書をしているわけにもいかない。
同時進行で、いろんなことを処理しなければならない。
家の掃除もしなければならない。筋トレやったり、英語の勉強やったり、こうしてブログを書いたり、さらに試験勉強したり、セミナーの企画を考えたり・・・・
そのセミナーの企画も、新しいことを思いついてノートに書いてもいるのだが、その書いていたこともすっかり忘れて、違う方向で企画を考えていたこともある。
思いついたことからやっていると、さきほど書いたように「あれ?今日は読書しかしていない。」となってしまう。
だから、毎日毎日今日することをメモしていつも見えるようにしている。
これでも、夕方になって「あああああああ、見落としていた!」ということもしばしばある。
じゃあ、どうすればいいんだって自分に怒っている。(笑)
一つの結論はルーティン化である。
今は朝も出勤しなくていい分だけ時間がある。
起きてから、例えば、朝の体重測定から、掃除、独学、筋トレなどやりたいことを書き出して、猛スピードで処理している。
退職前は、本当に起きてから最低限のことだけやって30分後には出発!なんてことをやっていたが、我ながら少しも人間らしい生活をしていなかったと思う。
反動で土日は、「人間はそこまでぐうたらになれるのか」というような生活を送っていた。
今の朝のルーティンは、退職前の土日の5倍くらいの密度で動いている。
そうなるまでに、毎回リストに書いては消していくという作業を繰り返してきた。
これも何を書くか、何を書かないかで仕事の進み具合が変わるので、本当に修正の連続だった。
例えば、「布団をあげる」というようなことまで書き出して(本当です。)、朝だけで何をやっているのか、何をしたらいいのかを試していた。
する方がいいのか、しない方がいいのか、夕方に回した方がいいのかなどなど。
順番も効率よくするために、あれこれ入れ替えたりもしてみた。
こうしたこともメモをしないと、本当に忘れてしまっていて「あれ、今日あれはやっていない。」となってしまう。
それを放置したまま日々を過ごしても、いつのまにかそれなりのルーティンにはなるのだろうけど、妥協はいやなので、日々メモと実践の往復だった。
今でも、書き出した通りに処理しているが、だいぶん頭の中にルーティンができてきた。
中には書き出す方が面倒な、小さな雑用もある。
この雑用に関して言えば「5分以内で片付くものは、その場で処理」とい思って、ガンガン片付けることにしている。
はじめのうちは、5分でも積もればかなりの時間になっていたのだが、すぐ処理する癖がつくと、積もることがなくなり、ストレスも減ってきた。
この「5分処理」は自分には意外に使えた。
実は5分(長くても10分)で終わる雑用が、仕事の中でかなりの割合を占めている。
どんな仕事も分解するとこのくらいになるのかもしれない。
この方法で、身の回りの雑用が全体的に減ってきて、今では大きな仕事に集中できるような環境が整ってきた。
それでも一つの仕事を丸ごと書き忘れていて「あああああ!!」ということがまだ時折ある。
今の自分は覚えているけど、未来の自分は別の人間だと思うことにして、きちんと記録しておく。
あんまり未来の自分を信じないことが仕事を処理する上での大切である。(でも、「明日の自分よ、どうかがんばっておくれ」と思って寝ることも多いが。)